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初任給は「貯蓄・生活費・自己投資」の3つに分けるのが基本。手取り額の目安から具体的な配分比率まで数字で示し、新社会人が迷わずお金を管理できる方法を解説します。
初任給は「貯蓄・生活費・自己投資」の3つに分けるのが基本。手取り額の目安から具体的な配分比率まで数字で示し、新社会人が迷わずお金を管理できる方法を解説します。
初任給の使い方は「貯蓄20%・生活費70%・自己投資10%」の3分割が基本です。先取り貯蓄の仕組みを最初に作っておけば、2年目以降に住民税で手取りが減っても慌てずに済みます。
初任給をもらったとき、「嬉しいけど、何にどれくらい使えばいいかわからない」と感じる新社会人は少なくありません。
結論から言うと、初任給は貯蓄・生活費・自己投資の3つに分けて管理するのがおすすめです。
具体的な配分の目安はこちらです。
| 用途 | 配分目安 | 手取り18万円の場合 |
|---|---|---|
| 貯蓄 | 20% | 3.6万円 |
| 生活費 | 70% | 12.6万円 |
| 自己投資 | 10% | 1.8万円 |
この「3分割ルール」を知っておくだけで、給料日のたびに悩む必要がなくなります。
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、大卒の初任給は平均約23万7,300円です。ここから社会保険料や所得税が引かれ、手取りはおよそ19〜20万円になります(住民税は2年目から)。
この記事では、手取り額から逆算した具体的な配分と、1年目に気をつけたいポイントを解説します。

初任給の「額面」と「手取り」は違います。
額面は会社が支払う総額で、そこから以下が差し引かれます。
ポイント: 1年目は住民税がかかりません。2年目の6月から天引きが始まるため、手取りが1〜2万円ほど減ります。2年目に備えて、1年目のうちに余裕を作っておくと安心です。
最初の給与明細をもらったら、振込額(手取り)を確認してください。 ここが「使えるお金の総額」です。
手取り額がわかったら、3つの枠に分けます。
枠1:貯蓄(手取りの20%)
まず貯蓄分を確保します。 手取り19万円なら約3.8万円が目安です。
最初から20%が厳しければ、10%(約1.9万円)からでもOKです。 大事なのは「給料日に先に取り分ける」こと。 先取り貯蓄の具体的なやり方は「先取り貯蓄の始め方」で詳しく解説しています。
枠2:生活費(手取りの70%)
家賃・食費・通信費・光熱費・日用品など、毎月の暮らしに必要なお金です。 手取り19万円なら約13.3万円が使える計算になります。
生活費の内訳を整理すると、こうなります。
| 項目 | 目安金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 家賃 | 6〜7万円 | 手取りの3分の1以下が理想 |
| 食費 | 2.5〜3万円 | 自炊中心なら2万円台も可能 |
| 通信費 | 0.3〜0.5万円 | 格安SIMなら1,000円以下も |
| 光熱費 | 0.8〜1.2万円 | 一人暮らしの平均 |
| 交通費 | 0〜1万円 | 会社支給の場合はゼロ |
| 日用品・雑費 | 0.5〜1万円 | — |
| 交際費・娯楽 | 1〜2万円 | 無理に削りすぎない |
枠3:自己投資(手取りの10%)
残りの10%は自分の成長に使うお金です。 手取り19万円なら約1.9万円です。
自己投資の例は以下のとおりです。
自己投資は「すぐにリターンが見えない」ため後回しにされがちです。 しかし20代の早い段階でスキルを磨いておくと、将来の収入アップにつながります。
配分を決めたら、最後に「仕組み化」します。
意志の力だけで毎月貯めようとすると、必ずどこかで崩れます。 銀行の自動振替サービスを使って、給料日の翌日に貯蓄分を別口座へ自動で移すのがベストです。
具体的な手順はこちらです。
高金利のネット銀行を貯蓄口座に使うと、わずかですが利息も味方になります。 銀行選びのポイントは「銀行金利を比較して賢く貯める」を参考にしてください。

初任給をもらった直後は気分が高揚しやすく、お金の使い方を間違えやすい時期です。 以下の3つの失敗パターンを事前に知っておきましょう。
「自分へのご褒美」で高額な買い物をしたり、家族や友人へのプレゼントに使いすぎたりするパターンです。
三井住友銀行の調査によると、新社会人の初任給の使い道1位は「家族や両親にプレゼントや食事」ですが、一方で41.5%が「貯金」と回答しています(参考: 三井住友銀行 PR TIMES)。
対策: プレゼントや自分へのご褒美は「自己投資枠」の中で予算を決めてから使いましょう。貯蓄枠を削ってまで使うのはNGです。
社会人になったからと、必要以上に高い家賃の部屋に住んだり、ブランド品を買ったりするパターンです。
一度上げた生活水準を下げるのは心理的にとても難しいです。 1年目はなるべく生活コストを低く抑えて、余裕資金を貯蓄に回すのが賢い選択です。
対策: 家賃は手取りの3分の1以下を厳守。大きな買い物は「3日ルール」(欲しいと思ったら3日待ってから判断)を実践してみてください。
「ボーナスが出たら返せばいい」とクレジットカードの支払いを先送りにするパターンです。
1年目はボーナスが満額支給されないケースも多く、金額も読めません。 ボーナスはないものとして毎月の給与だけで生活する習慣を作りましょう。
対策: ボーナスが入ったら全額(または8割以上)を貯蓄に回すルールを決めておくと、年間の貯蓄額が大きく伸びます。
金額に正解はありませんが、5,000円〜1万円程度が一般的です。
高額なものを贈る必要はありません。 「社会人になりました」という気持ちが伝わればそれで十分です。 食事に招待するなら、1人3,000〜5,000円のレストランを選べば無理なく予算内に収まります。
まずは10%(手取り18万円なら月1.8万円)から始めてください。
10%でも厳しい場合は5,000円からでも構いません。 「毎月決まった額を先に取り分ける」習慣を作ることが最も大切です。 収入が増えてきたら、少しずつ貯蓄率を引き上げていけばOKです。
お金が貯まらない根本的な原因を知りたい場合は「貯金できない理由と対策」も参考にしてください。
最もコスパが良いのは読書です。月1〜2冊で1,500〜3,000円程度。
それ以外では、以下がおすすめです。
20代は「経験」への投資が将来もっとも大きなリターンを生みます。 詳しくは「マネーリテラシーの高め方」で体系的に学べます。
なお、数年後にキャリアアップを考えるなら、転職サイトの比較と選び方も早めに目を通しておくと判断材料になります。
年収にもよりますが、月1万〜1.5万円ほど手取りが減ります。
初任給が額面23万円の場合、住民税は月1万円前後です。 1年目は住民税がゼロなので手取りに余裕がありますが、2年目の6月から突然天引きが始まります。
1年目のうちから「2年目の手取り減少分」を想定して貯蓄しておくと、慌てずに済みます。
初任給の3分割ルールが理解できたら、次のアクションに進みましょう。
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