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公的保障でカバーできる範囲を整理し、本当に必要な保険だけを残す手順をまとめました。保険証券の棚卸しから解約判断まで、約30分で完了します。
日本の公的保障(健康保険・年金・雇用保険)は世界的に見ても手厚く、多くのリスクはすでにカバーされています。
基本方針:「起きたら自力で復旧できないレベルの損害」だけに保険で備える。それ以外は貯蓄で対応する。
| 判断 | 保険の種類 | 理由 |
|---|---|---|
| 必要 | 自動車保険(対人・対物) | 賠償額が数千万〜数億円になりうる |
| 必要 | 火災保険 | 住宅が全焼・水害で全壊したら自力復旧できない |
| 状況次第 | 生命保険(掛け捨て) | 養う家族がいる場合のみ検討。独身なら基本不要 |
| 基本不要 | 医療保険 | 高額療養費制度で月の自己負担に上限がある |
| 基本不要 | がん保険 | 高額療養費+貯蓄で対応可能 |
| 基本不要 | 個人年金保険 | iDeCo・NISAのほうが効率的 |
保険を見直すだけで 月数千円〜1万円以上 浮くケースは珍しくありません。 浮いたお金を貯蓄や投資に回すほうが、長期的にはずっと合理的です。
見直しを始める前に、以下を手元に用意してください。
| 項目 | 用意するもの | メモ |
|---|---|---|
| 保険証券 | 現在加入中のすべて | 証券がなければ保険会社のマイページか電話で確認 |
| 保険料の明細 | 月額と年額 | 銀行口座やクレカの引落し明細で確認 |
| ねんきん定期便 | 直近のもの | 遺族年金・障害年金の見込み額を把握するため |
所要時間の目安は 約30分 です。 保険証券が見つからない場合は、クレカ・口座の引落し明細から「保険会社名」を探すと早いです。
まずは「何にいくら払っているか」を把握します。意外と自分が何の保険に入っているか把握できていない人が多いです。
以下の項目を一覧にしてください。
紙でもスマホのメモでもOKです。 「全部で月いくら払っているか」の合計額が分かれば、見直しの効果がはっきり見えます。
日本の公的保障は、以下のリスクをすでにカバーしています。 これを知るだけで「保険に入らなくても大丈夫」と判断できる範囲がはっきりします。
| 公的制度 | カバー内容 | 具体的な保障 |
|---|---|---|
| 高額療養費制度 | 医療費の自己負担に月額上限を設定 | 年収370万〜770万円なら月約8万円が上限(※) |
| 傷病手当金 | 病気やケガで働けないときの生活費 | 給与の約2/3を最長1年6か月支給 |
| 遺族年金 | 家族を養う人が亡くなった場合 | 遺族基礎年金+遺族厚生年金で月10万円以上 |
| 障害年金 | 障害を負った場合の生活保障 | 障害等級に応じて年金を支給 |
| 雇用保険 | 失業時の生活費 | 給与の50〜80%を一定期間支給 |
※ 高額療養費の自己負担限度額は年収・年齢区分で異なります。詳細は厚生労働省の案内を確認してください。
これらの制度でカバーされるリスクに対して、追加で民間保険に入る必要は基本的にありません。
ステップ1のリストとステップ2の公的保障を照らし合わせます。 判断基準はシンプルです。
「そもそも保険に入るべきか」を先に整理したい人は、保険は入るべき?不要な保険の見分け方も先に読むと判断がぶれにくくなります。
「この保険がなかったら、人生が詰むか?」
不要と判断した保険は、解約手続きを進めます。
解約に迷う場合は、いったん「払済保険」に変更する方法もあります。 払済保険にすると、以降の保険料支払いを止めたまま、それまでに積み立てた分の保障を残せます(※終身保険や養老保険など、解約返戻金がある保険に限る)。
ここでは、特に「保険が不要な理由」に直結する公的制度を詳しく説明します。
高額療養費制度は、1か月の医療費の自己負担額に上限を設ける仕組みです。
| 年収の目安 | 自己負担の月額上限(概算) |
|---|---|
| 〜370万円 | 約57,600円 |
| 370万〜770万円 | 約80,100円 |
| 770万〜1,160万円 | 約167,400円 |
たとえば、入院・手術で医療費が100万円かかっても、自己負担は月8万円程度です。 さらに、直近12か月で3回以上この制度を使うと「多数回該当」となり、上限がさらに下がります。
つまり、月8万円程度の貯蓄があれば、医療保険なしでも医療費リスクに対応できる ということです。
会社員・公務員が病気やケガで連続3日以上仕事を休んだ場合、4日目から傷病手当金が支給されます。
月収30万円の人なら、月約20万円が最長1年半もらえる計算です。 この制度があるため、「働けなくなったらどうしよう」という不安に対して、民間の就業不能保険に入る必要性は低いです。
ただし、自営業・フリーランス(国民健康保険加入者)には傷病手当金がありません。 自営業の方は、就業不能保険や所得補償保険を検討する意味があります。
遺族年金は、年金加入者が亡くなった場合に遺族に支給されます。
独身で扶養家族がいない場合、自分が亡くなっても経済的に困る人がいないため、生命保険は基本的に不要です。 独身世帯の判断だけを深掘りしたい場合は、独身に生命保険は必要かで具体例ベースで確認できます。
配偶者と子どもがいる場合は、遺族年金だけでは不足する可能性があります。 その場合は、不足分を「掛け捨ての定期保険」でカバーするのが合理的です。 終身保険や貯蓄型の保険は、保険料が高く投資効率も悪いためおすすめしません。
一番多い心理的なハードルです。対処法はシンプルです。
不安の正体は「よく分からないから怖い」であることがほとんどです。 公的保障の中身を知れば、不安はかなり減ります。
家族がいる場合、一方的に解約すると揉めることがあります。
手続き自体はそこまで複雑ではありません。
1件あたり15〜30分あれば終わります。
貯蓄型の保険を途中解約すると、払い込んだ額より返戻金が少ないことがあります。 しかし、これは「サンクコスト」(すでに回収できないコスト)です。
迷いやすい保険について、個別に判断基準をまとめます。
賃貸での火災保険をどこまで付けるべきか迷う人は、賃貸の火災保険の選び方もあわせて確認してください。
「1つも入らない」のではなく、必要な保険だけに絞る という考え方です。 自動車保険(車を持つ場合)と火災保険は必要です。 それ以外は、公的保障と貯蓄でカバーできるケースがほとんどです。
貯蓄が生活費3か月分に満たない場合は、まず貯蓄を優先してください。 その間は医療保険を残しておき、貯蓄が貯まったら改めて解約を検討する流れがおすすめです。 保険料を下げる(保障内容を最低限に見直す)だけでも効果はあります。
会社の団体保険は個人で加入するより保険料が安いことが多いです。 ただし、「安いから入っておく」ではなく、そもそも必要な保障かどうかで判断してください。 不要な保険であれば、安くても不要です。
既往症(持病)がある場合は注意が必要です。 一度解約すると、新しい保険に加入できない可能性があります。 解約前に、必要な保障が公的制度で十分かを慎重に確認 してください。 不安な場合は、かかりつけ医や自治体の相談窓口に相談するのも手です。
子どもが生まれると、扶養家族が増えるため 掛け捨ての定期保険(死亡保障) の検討をおすすめします。 必要保障額は「遺族年金+配偶者の収入」で不足する分だけです。 子どもが独立したら保障を減額または解約できる「定期保険」が合理的です。 終身保険や貯蓄型は保険料が高いため、おすすめしません。
保険の見直しが終わったら、浮いたお金を有効に使いましょう。
まずは保険証券の棚卸しから(約30分)