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先取り貯金は給与が入ったら先に貯金額を別口座へ移す仕組み。自動振替を設定すれば意志力不要で確実に貯まります。銀行の定額自動振替やつみたてNISAで今日から始められます。
先取り貯金とは、給与が振り込まれたらすぐに貯金額を別の口座へ移し、残ったお金で生活する仕組みです。普通の貯金が「余ったら貯める」のに対し、先取り貯金は「先に貯めてから使う」という順序を逆転させます。
この仕組みの最大のメリットは、銀行の自動振替サービスを使えば意志力が一切不要になる点です。毎月決まった日に自動で貯金口座へお金が移るため、「今月こそ貯金しよう」と毎回決意する必要がありません。設定さえ完了すれば、あとは自動的に貯金が積み上がります。
本記事では、先取り貯金を自動化する具体的な方法と設定手順を解説します。銀行サービスの選び方から実際の設定ステップまで、今日から実践できる内容をまとめました。
従来の貯金は「収入 − 支出 = 貯金」という式で成り立ちます。月末に残ったお金を貯金に回す方法です。しかしこの方式では、支出が膨らむと貯金額がゼロになってしまいます。
先取り貯金は式を「収入 − 貯金 = 支出」に変えます。給与が入ったら真っ先に貯金額を確保し、残ったお金だけで生活するルールです。使える金額があらかじめ決まっているため、無意識の使いすぎを防げます。
行動経済学では「現在バイアス」という概念があります。人は将来の利益よりも目の前の欲求を優先してしまう傾向です。普通の貯金では「今月は外食を減らそう」という意志が必要ですが、先取り貯金なら最初から貯金分が見えないため、残った金額内で自然に調整できます。
また、貯金が別口座にあることで「使えるお金」と「貯めるお金」が物理的に分離されます。残高を見たときに全額使える錯覚が起きず、心理的な防波堤になります。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」によれば、貯蓄習慣のある世帯の約6割が何らかの自動積立を利用しているとされています(参考: 知るぽると - 金融広報中央委員会)。
多くの銀行が提供する「定額自動振替」サービスを使えば、毎月指定日に指定額を別口座へ自動で移せます。
楽天銀行なら口座開設後、ネットバンキングの「自動振替予約」から数分で設定完了します。他行への振込手数料が月数回無料になる条件を満たせば、コストゼロで運用できます。
勤務先の給与振込先を複数指定できる場合、給与の一部を貯金専用口座へ直接振り込んでもらう方法です。会社の総務や人事部門に相談すれば、給与明細で「A銀行に80%、B銀行に20%」のように分割できるケースがあります。
この方法なら銀行の自動振替すら不要で、給与が振り込まれた時点で既に貯金が完了しています。最も確実で手間のかからない方式です。
つみたてNISAは毎月一定額を自動で投資信託に積み立てる制度です。貯金ではなく投資ですが、銀行預金よりも高いリターンが期待できるため、中長期の資産形成には有効です。
楽天証券やSBI証券では、証券口座と銀行口座を連携させ、毎月自動で引き落として積立投資できます。非課税枠を使えるため、運用益が非課税になるメリットもあります。
ただし投資には元本割れリスクがあるため、生活防衛資金(3〜6ヶ月分の生活費)は銀行預金で確保してから始めることが推奨されます。
マネーフォワードMEやZaimなどの家計簿アプリは、銀行口座と連携して入出金を自動記録します。先取り貯金額を「固定支出」として登録しておけば、毎月の貯金進捗が一目でわかります。
アプリ自体に自動振替機能はありませんが、振替が実行されたかどうかをアプリで確認できるため、設定忘れや口座残高不足による失敗を防げます。
先取り貯金を始める前に、家賃・光熱費・通信費・保険料など、毎月必ず出ていくお金の合計を確認します。クレジットカードの明細や銀行の入出金履歴を3ヶ月分さかのぼると、平均的な固定費が見えてきます。
変動費(食費・交際費など)も大まかに把握しておくと、先取り額を決める際の参考になります。
一般的には手取り収入の10〜20%が無理のない範囲とされています。手取り25万円なら2.5〜5万円です。最初は少額から始めて、3ヶ月続けられたら徐々に増やす方法が挫折しにくいです。
固定費と変動費の合計が手取りの80%未満に収まるなら、残りを先取り貯金に回せます。もし90%を超えているなら、サブスクリプションサービスの見直しや光熱費の節約で支出を削る作業が先です。使っていないサブスクの洗い出しには、サブスク解約のチェックリストが便利です。
給与口座とは別に、貯金専用の口座を用意します。同じ銀行内で複数口座を持てる場合もありますが、物理的に別の銀行にすると「簡単には引き出せない」心理的ハードルが生まれます。
楽天銀行や住信SBIネット銀行はネットで口座開設が完結し、維持費も無料です。開設時にキャッシュカードを受け取るだけで、店舗に行く必要はありません。
給与日の翌日または翌々日を振替日に指定し、先取り額を自動で貯金口座へ移す設定をします。楽天銀行の場合、ログイン後「振込・振替・送金」メニューから「自動振込予約」を選び、振替先・金額・日付を入力するだけです。
給与日が25日なら振替日を26日にすると、給与が入ってすぐに貯金が完了します。口座残高不足で振替が失敗しないよう、給与日より前の日付は避けましょう。
最初の設定で完璧を目指す必要はありません。3ヶ月運用してみて、生活費が足りなければ先取り額を減らし、余裕があれば増やします。
貯金専用口座の残高が目に見えて増えていくと、モチベーションが自然に上がります。年間貯金目標を立てたい場合は年間貯金額の目標設定ガイドも参考にしてください。
給与日と振替日が近すぎると、クレジットカードの引き落としと重なって残高不足になることがあります。給与日の翌日に設定し、クレジットカードの引き落とし日は月末や翌月10日に分散させると失敗しにくくなります。
貯金専用口座のキャッシュカードを財布に入れておくと、ついATMで引き出してしまいがちです。カードは自宅の引き出しに保管し、アプリやネットバンキングで残高確認だけできる状態にしておくと防げます。
無理な金額設定は長続きしません。最初は手取りの10%から始め、3ヶ月問題なく回せたら5%ずつ増やす段階的アプローチが効果的です。生活費が不足してカードローンに頼ってしまうと本末転倒なので、余裕を持った設定を心がけましょう。
毎月定額の振替設定のままだと、ボーナス月も同じ金額しか貯金されません。ボーナス月だけ手動で追加振込するか、年2回の振替設定を別途追加しておくと、年間貯金額を大きく増やせます。
同じです。先取り貯金は仕組みの名前であり、預金商品の種類ではありません。貯金専用口座も普通預金口座なので、金利は通常の普通預金と変わりません。
ただし住信SBIネット銀行の目的別口座など、一部のサービスでは目標達成時にキャッシュバックがあるケースもあります。金利以外の特典も確認しておくとお得です。
財形貯蓄は勤務先の福利厚生制度で、給与天引きで積み立てる貯蓄です。会社が提携金融機関と契約しているため、利用できるかは勤務先次第です。
先取り貯金は自分で銀行口座を開設し、自分で振替設定する方法なので、勤務先の制度に関係なく誰でも始められます。財形貯蓄が使える場合はそちらを優先し、使えない場合は先取り貯金で代替するのが現実的です。
一般的には10〜20%が目安とされています。詳しくは手取りの何割を貯金すべきかで解説していますが、家族構成や住居費によって適正割合は変わります。
独身なら20%以上も可能ですが、子育て世帯や住宅ローン返済中なら10%でも十分です。無理のない範囲で続けることが最優先です。
できます。生活防衛資金(3〜6ヶ月分の生活費)を銀行預金で確保し、それ以上の余裕資金をつみたてNISAで運用する組み合わせが理想的です。
例えば手取りの15%を先取り貯金する場合、10%を銀行の自動振替で貯金専用口座へ、5%をつみたてNISAで投資信託に積み立てる分散戦略も有効です。
ありません。自動振替は自分でいつでも停止・変更できます。ネットバンキングの設定画面から「自動振込予約の解除」を選ぶだけです。
ただし貯金習慣が途切れると再開が難しくなるため、金額を減らして継続する方が長期的にはメリットが大きいです。
先取り貯金の自動化設定が完了したら、次のステップに進みましょう。
先取り貯金は「仕組み化」が完了すれば、あとは放置するだけで自動的に貯まります。設定に必要な時間はわずか10分程度です。今日中に口座開設と自動振替設定を終わらせ、来月から確実に貯まる習慣をスタートさせましょう。
口座開設は無料・自動振替設定もネットで完結