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投資のリスクは「なくす」ものではなく「小さく・分散する」ものです。分散・長期・積立の3原則を守れば、初心者でも値動きに振り回されず資産形成を続けられます。
投資にリスクはつきものです。 しかし、リスクがあるからといって投資を避ける必要はありません。
大切なのは、リスクをゼロにしようとするのではなく、付き合い方を知ること です。
具体的には、次の3つの原則を守るだけで、初心者でもリスクを大幅に抑えられます。
なぜこの3つが有効なのか、順番に見ていきましょう。
投資の世界で「リスク」と聞くと、「お金が減ること」をイメージする方が多いかもしれません。 ですが、正確にはリスクとは 「値動きの振れ幅(ブレ)」 のことです。
つまり、上にも下にも動く可能性がある、ということです。
投資にはこんな原則があります。
| リスク | リターン | 代表的な投資先 |
|---|---|---|
| 低い | 低い | 預金、国債 |
| 中くらい | 中くらい | バランス型投資信託 |
| 高い | 高い | 個別株、暗号資産 |
リスクが高い投資ほど、大きく儲かる可能性がある一方で、大きく損する可能性もあります。 逆に、リスクが低い投資はリターンも控えめです。
「ローリスク・ハイリターン」の投資は基本的に存在しません。 この原則を知っておくだけで、甘い話に惑わされにくくなります。
リスクと一口に言っても、いくつかの種類があります。 すべてを暗記する必要はありませんが、主なものを知っておくと安心です。
初心者が気にするべきなのは、まず 価格変動リスク です。 これを抑える方法として、次のセクションで3つの原則を解説します。
投資のリスクを完全にゼロにはできませんが、小さくコントロールすることはできます。 初心者がまず押さえるべきは「分散」「長期」「積立」の3原則です。
「卵を1つのカゴに盛るな」という投資の格言があります。
1つの銘柄や1つの国に全財産を集中させると、そこが値下がりしたときに大きなダメージを受けます。 複数に分けておけば、どれか1つが下がっても他でカバーできます。
分散にはいくつかのやり方があります。
| 分散の種類 | やり方 | 効果 |
|---|---|---|
| 資産の分散 | 株式・債券・不動産など複数の種類を持つ | 1つの資産が下がっても全体のダメージが小さい |
| 地域の分散 | 日本だけでなく、米国・先進国・新興国にも投資する | 1つの国の経済が悪化してもカバーできる |
| 時間の分散 | 一度に買わず、何回かに分けて買う | 高値づかみのリスクを減らせる |
初心者がいちばん簡単に分散する方法は、全世界株式のインデックスファンドを1本持つこと です。 1つの商品を買うだけで、世界中の数千社の株に自動的に分散投資できます。
投資の値動きは、短期で見ると上がったり下がったりを繰り返します。 しかし、長い目で見ると右肩上がりの傾向がある資産が多いのも事実です。
たとえば、世界全体の株式(全世界株式インデックス)は、過去20年以上の長期で見ると年平均5〜7%程度のリターンを出しています(ただし将来も同じとは限りません)。
長期保有がリスクを抑える理由はシンプルです。
つまり、持ち続ける時間が長いほど、一時的な値下がりの影響が薄れていく のです。
ただし、長期保有を続けるには「暴落しても売らない」メンタルが必要です。 そのために大切なのが、生活防衛資金を先に確保しておくことです。 生活費に手をつけずに済む状態であれば、暴落時も冷静に待てます。
「いつ買えばいいのかわからない」という不安は、投資初心者に共通する悩みです。
積立投資なら、この問題がほぼ解決します。
毎月決まった金額を自動的に買い続ける方法で、ドルコスト平均法 とも呼ばれます。
仕組みはシンプルです。
つまり、「高値で全額を買ってしまった」という失敗を避けられます。
積立投資の始め方については、投資の始め方5ステップで具体的な手順を解説しています。
分散・長期・積立の3原則は、それぞれ単独でも効果がありますが、組み合わせることで相乗効果 が生まれます。
| 原則 | 何を減らすか | 効果 |
|---|---|---|
| 分散 | 集中リスク | 1つがダメでも全体が崩れない |
| 長期 | 短期変動リスク | 時間が経つほどリターンが安定する |
| 積立 | 高値づかみリスク | 平均購入価格が平準化される |
たとえば「全世界株式インデックスファンドを、NISAで毎月1万円ずつ、15年以上続ける」。 これだけで、分散・長期・積立の3原則を同時に満たせます。
複利の効果で時間をかけるほどお金が増えやすくなる仕組みについては、複利効果のシミュレーションで詳しく解説しています。
3つの原則を知っていても、実際に投資を始めると失敗しやすいポイントがあります。 ありがちなNG例を確認しておきましょう。
投資を始めて最初の値下がりで「やっぱり危ない」と感じ、売ってしまう人は少なくありません。
しかし、値下がりしたときに売ると損が確定します。 長期保有の原則を思い出してください。一時的な値下がりは、長い目で見れば回復する可能性が高いです。
対策: 最初から「-20%くらいは想定内」と心の準備をしておくと、実際に下がったときの動揺が減ります。
「この株が上がる」という情報を見て、1つの銘柄に全資金を投入する行為はギャンブルに近くなります。 分散投資の原則に反するだけでなく、情報の真偽もわかりません。
対策: 個別株は「なくなっても困らない金額」の範囲内にとどめ、コアの運用はインデックスファンドで行いましょう。
早くお金を増やしたい気持ちから、生活費を削って投資に回すのは危険です。 生活が苦しくなると、値下がり時に売らざるを得なくなります。
対策: 投資に回すのは、生活防衛資金を確保した上での余裕資金だけにしましょう。 目安については生活防衛資金の記事で詳しく解説しています。
「1か月で2倍にしたい」「半年で元手を回収したい」と考えていると、リスクの高い商品に手を出しやすくなります。 投資は年単位で考えるものです。
対策: まずは「15年以上の長期で年平均3〜7%のリターンを目指す」という現実的なゴール設定から始めましょう。
リスクとの付き合い方は、一人ひとりの状況によって変わります。 以下のポイントを基準に、自分に合った投資スタイルを見つけましょう。
一般的に、投資に使える期間が長いほど、リスクを取りやすいと言われています。
ただし、これはあくまで目安です。 年齢に関係なく、「値下がりで眠れなくなる」なら株式の比率を下げるべきですし、「全く気にならない」なら年齢が高くても株式比率を維持してよいでしょう。
月々の投資額が少ないうちは、仮に値下がりしても損失額は小さく済みます。 そのため、少額から始めるのはリスクを学ぶ良い方法です。
月1,000円〜1万円程度なら、仮に50%下がっても生活に影響はありません。 まずは少額で「値動きに慣れる」ことが、長期投資を続けるコツです。
自分のリスク許容度を確認するために、次の質問を考えてみてください。
すべて「はい」なら、リスクを取れる状態です。 1つでも「不安」なら、投資額を減らすか、預金の比率を増やすことを検討しましょう。
ありません。 投資はリターンを得る代わりにリスクを引き受ける行為です。 ただし、分散・長期・積立の3原則を守ることで、リスクを小さくコントロールすることは可能です。
あります。 過去には全世界株式が半年で30〜40%下がった例もあります(2008年のリーマン・ショックなど)。 しかし、その後数年で回復しています。 だからこそ「長期で持ち続ける」ことが重要です。
月1,000円からでも始められます。 「失っても生活に影響がない金額」が目安です。 投資信託の仕組みや始め方について詳しく知りたい方は、投資信託の仕組み解説も参考にしてください。
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