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結婚・出産・住宅購入・子どもの独立など、保険を見直すべきタイミングを一覧で整理しました。チェックリストに沿って確認するだけで、今の自分に必要な保障が分かります。
保険は「一度入ったら終わり」ではありません。 結婚、出産、住宅購入、子どもの独立など、生活が変わるたびに必要な保障も変わります。
にもかかわらず、多くの人は社会人になったときに勧められた保険をそのまま続けています。 生命保険文化センターの調査によると、日本人の年間保険料の平均は約37万円。 ライフステージに合わない保険を払い続けると、年間で数万円〜十数万円の無駄が生まれる可能性があります。
見直すべきタイミングは大きく分けて6つ。 この記事のチェックリストを使えば、今の自分に必要な保障と不要な保障が整理できます。
理由はシンプルです。 ライフイベントのたびに、守るべきものとリスクの大きさが変わるから です。
たとえば、独身のときは自分だけ守ればよかったのに、子どもが生まれると「自分に万一のことがあったときの家族の生活費」が新たなリスクになります。 逆に、子どもが独立すれば、高額な死亡保障を維持する必要はなくなります。
| ライフステージ | 守るべきもの | リスクの変化 |
|---|---|---|
| 独身 | 自分の生活費 | 死亡保障は基本不要 |
| 結婚 | 配偶者の生活 | 共働きか片働きかで必要額が変わる |
| 出産 | 子どもの養育費・教育費 | 死亡保障が最も必要な時期 |
| 住宅購入 | ローン返済 | 団信加入で死亡保障を減額できる |
| 子どもの独立 | 老後の生活費 | 死亡保障を大幅に縮小できる |
| 定年退職 | 医療・介護リスク | 収入減に合わせて保険料を整理 |
この表のとおり、同じ人でもライフステージが変われば最適な保障は全く異なります。
「何かあったときに困らないように」と漠然と保険に入り続けるのではなく、具体的な数字で必要額を計算する のが見直しの基本です。 日本は公的保障(高額療養費制度・傷病手当金・遺族年金など)が充実しているため、民間保険で備えるべき範囲は実は限られています。
公的保障の詳しい内容は保険の見直し|基本的に不要な保険を整理して支出を減らすにまとめています。
ライフイベントの中でも、結婚と出産は保険を見直す最初の大きなターニングポイントです。 それぞれのチェック項目を見ていきます。
結婚は、独身時代の保険を根本から見直す最初のタイミングです。 特に重要なのは、共働きか片働きかで必要な保障が大きく変わるという点です。
判断の目安:共働きで互いの収入で生活が成り立つなら、死亡保障は最小限でOKです。 片働きなら、残された配偶者の生活費 x 数年分を死亡保障でカバーする必要があります。
ただし、公的保障(遺族年金など)でカバーされる金額を差し引いて計算してください。 遺族厚生年金だけでも、会社員の場合は一定額が支給されます。 「保険の営業に言われるがまま高額な保障に入る」のではなく、自分で数字を把握することが大切です。
保障の必要性が最も高まるタイミングです。 万一のときに子どもの養育費と教育費をカバーできるかが焦点になります。
判断の目安:文部科学省の調査によると、子ども1人あたりの教育費は、すべて公立で約800万円、大学まで私立で約2,200万円とされています。 遺族年金(子1人で年約100万円)を差し引いた不足分を掛け捨て保険でカバーするのが合理的です。
学資保険の返戻率は100%前後で、ほぼ増えません。 NISAで同じ金額を15年間積み立てた場合、年利3%でも約20%以上増える計算です。 「強制貯蓄」の効果が欲しいなら、銀行の自動積立のほうが手軽で柔軟性もあります。
住宅ローンを組むと、多くの場合「団体信用生命保険(団信)」に加入します。 団信は、ローンの契約者が亡くなったり重度の障害を負ったりした場合に、残りのローンを保険金で返済する仕組みです。 これが死亡保障の見直しに直結します。
判断の目安:3,000万円の住宅ローンを組んで団信に加入した場合、3,000万円分の死亡保障が自動的に付いたのと同じ効果があります。 既存の生命保険で同額の保障を維持する必要はなくなるので、死亡保障額を減額または解約 してください。
たとえば、団信加入前に死亡保障5,000万円の定期保険に入っていた場合、団信加入後は2,000万円に減額できる可能性があります。 減額分の保険料は月数千円になることも多く、30年間なら100万円以上の差になります。
また、住宅購入時は火災保険への加入も必須です。 火災・水害・風害で住宅が損壊した場合の修繕費は数百万〜数千万円に達するため、公的保障ではカバーできません。 持ち家の方は地震保険の付帯も検討してください。
後半のライフイベントでは、保障を「増やす」のではなく「減らす」方向での見直しが中心になります。
子どもが経済的に自立すると、高額な死亡保障は不要になります。 ここが保険料を大きく削減できるタイミングです。
判断の目安:子どもの独立後は、夫婦の老後資金が中心課題になります。 死亡保障3,000万円を維持していた場合、月額保険料は5,000〜10,000円程度のことが多いです。 子どもの独立後に必要な死亡保障は、配偶者の生活費数年分+葬儀費用程度まで縮小できます。
高額な死亡保障を削減し、浮いた保険料をNISAや貯蓄に回すのが合理的です。 個人年金保険は利回りが低いため、iDeCoやNISAへの切り替えも検討してください。
見落としがちですが、転職や退職も保険を見直す重要なタイミングです。 特に、会社員から自営業・フリーランスに変わる場合は、公的保障の内容が大きく変わります。
判断の目安:会社員は傷病手当金(全国健康保険協会)で、病気やケガで働けなくなっても給与の約2/3が最長1年6か月支給されます。 しかし、自営業・フリーランス(国民健康保険加入者)にはこの制度がありません。 自営業の方は、働けなくなったときの収入減に備える就業不能保険を検討する価値があります。
逆に、退職金でまとまった貯蓄ができた場合は、医療保険や死亡保障を縮小できます。 「貯蓄が増えた分だけ、保険の必要性は下がる」という原則を覚えておいてください。
収入が年金中心になるタイミングです。 保険料の支出が家計に占める割合が大きくなるため、ここでも見直しが重要です。
判断の目安:定年後は収入が減るため、保険料の負担感が増します。 死亡保障は葬儀費用(200万〜300万円程度)だけ残すのが基本方針です。
医療費は、70歳以上になると自己負担が原則2割、75歳以上は1割に下がります。 高額療養費制度の自己負担上限も現役世代より低くなるため、医療費の自己負担について(厚生労働省)を確認した上で、医療保険の必要性を判断してください。
ここまでの内容を一覧表にまとめます。 自分のライフステージに該当する行を確認してください。
| ライフイベント | 死亡保障 | 医療保険 | がん保険 | 学資・年金保険 | 自動車保険 | 火災保険 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 結婚 | 片働きなら検討 | 不要が基本 | 不要が基本 | -- | 変更なし | 変更なし |
| 出産 | 増額 | 不要が基本 | 不要が基本 | NISAで代替 | 変更なし | 変更なし |
| 住宅購入 | 団信分を減額 | 不要が基本 | 不要が基本 | -- | 変更なし | 加入・見直し |
| 子どもの独立 | 大幅減額 | 不要が基本 | 不要が基本 | 解約→NISA | 変更なし | 変更なし |
| 転職・退職 | 団体保険の失効確認 | 自営業なら検討 | 不要が基本 | -- | 変更なし | 変更なし |
| 定年退職 | 最小限に縮小 | 貯蓄で対応可 | 貯蓄で対応可 | -- | 車を手放すなら解約 | 変更なし |
この表で「変更なし」の項目は、そのタイミングでは特に見直す必要がないものです。 太字の項目 が、各タイミングで優先的に確認すべきポイントです。
どのタイミングでも共通する判断基準は1つです。 「この保険がなくなったら、公的保障+貯蓄で乗り越えられるか?」 乗り越えられるなら、その保険は不要です。
保険の見直し全体の進め方は、保険の見直し|基本的に不要な保険を整理して支出を減らすにまとめています。
いいえ。 見直し=新しい保険への加入ではありません。 多くの場合、不要な保険の解約・減額 が中心です。
新たに加入が必要になるのは、以下のような限定的なケースです。
まずは自分で公的保障の内容を把握するのが最優先です。 この記事のチェックリストと、保険の見直し全体の手順を読めば、基本的な判断は自分でできます。
その上で相談したい場合は、以下の選択肢があります。
保険ショップの相談員は特定の保険商品を勧める動機があるため、自分である程度の判断基準を持ってから利用するのがおすすめです。
ライフイベントがなくても、2〜3年に1回 は保険証券を確認するのがおすすめです。 理由は2つあります。
毎年の年末や確定申告のタイミングで、保険料控除証明書が届いたときに確認するのも良い習慣です。
※保険に関する制度や保険料は変更される可能性があります。 最新情報は各保険会社や金融庁の公式サイトでご確認ください。
保険を見直すタイミングが分かったら、実際に手を動かしましょう。
参考リンク(公式)
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