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フリーランスになると健康保険と年金を自分で管理する必要があります。国民健康保険・国民年金の手続き方法と、将来の年金額を増やすための具体的な対策を解説します。
フリーランスになると、会社員時代の健康保険と厚生年金から外れ、国民健康保険と国民年金に自分で加入する必要があります。
退職後14日以内に市区町村の窓口で手続きを済ませないと、保険証が使えなくなり医療費が全額自己負担になるため注意が必要です。
また、会社員と違いフリーランスには厚生年金がないため、老後の年金額は国民年金のみになります。 満額でも年間約80万円(月約6.6万円)のため、iDeCoや付加年金などで自分で老後資金を準備することが重要です。
この記事では、国民健康保険と国民年金の切り替え手続きと、将来の年金額を増やすための具体的な方法を解説します。
フリーランスが加入する社会保障制度は、会社員と比べてシンプルですが、自分で手続きと支払いを管理する必要があります。
| 項目 | 会社員 | フリーランス |
|---|---|---|
| 健康保険 | 健康保険(会社が半額負担) | 国民健康保険(全額自己負担) |
| 年金 | 厚生年金 + 国民年金(会社が半額負担) | 国民年金のみ(全額自己負担) |
| 雇用保険 | あり(失業手当が出る) | なし(失業手当なし) |
| 労災保険 | あり(業務中のケガを補償) | なし(自分で民間保険に加入) |
会社員時代は会社が手続きと保険料負担の半分を担ってくれましたが、フリーランスは全額自己負担になるため、支出が増える点に注意が必要です。
フリーランスになるまでの全体像は「フリーランスのなり方完全ガイド」で段階的に解説しています。
国民健康保険は、会社の健康保険から外れた人が加入する公的医療保険です。
退職後14日以内に、住んでいる市区町村の窓口で手続きを行います。
必要なもの:
手続きが完了すると、その場で保険証が交付される場合が多いです(自治体により郵送の場合もあり)。
注意: 手続きを忘れると保険証が使えず、病院での医療費が全額自己負担になります。退職日の翌日から14日以内に必ず手続きしましょう。
国民健康保険料は、前年の所得によって決まります。 自治体ごとに計算方法が異なるため、ここでは概算の目安を示します。
| 前年の年収 | 国民健康保険料(年額) | 月額換算 |
|---|---|---|
| 200万円 | 約15〜20万円 | 約1.2〜1.7万円 |
| 400万円 | 約35〜45万円 | 約2.9〜3.8万円 |
| 600万円 | 約55〜70万円 | 約4.6〜5.8万円 |
※自治体・家族構成により変動します。詳細は市区町村の窓口またはホームページで確認してください。
会社員時代は保険料の半分を会社が負担していたため、フリーランスになると負担が2倍近くになる点に注意が必要です。
前年の所得が低い場合、保険料の減免制度を利用できる場合があります。
詳細は市区町村の窓口に相談してください。
また、国民健康保険料は社会保険料控除の対象になるため、確定申告で経費として計上でき、節税につながります。
確定申告の詳細は「フリーランスの確定申告のやり方」で解説しています。
社会保険料控除の仕組みは「社会保険料控除とは」で詳しく紹介しています。
国民年金は、20歳以上60歳未満の全員が加入する公的年金制度です。
退職後14日以内に、住んでいる市区町村の窓口で手続きを行います。 国民健康保険と同時に手続きできるため、まとめて済ませるのが効率的です。
必要なもの:
国民年金保険料は、収入に関係なく一律で決まります。
※保険料は毎年見直されるため、最新の金額は日本年金機構の公式サイトで確認してください。
会社員時代は厚生年金保険料に国民年金が含まれ、会社が半額負担していましたが、フリーランスは全額自己負担になります。
国民年金を40年間(480か月)満額納めた場合、65歳から受け取れる年金額は次の通りです。
これは会社員の厚生年金(国民年金 + 厚生年金の2階建て)と比べると大幅に少なくなります。
| 年金制度 | 受給額(年間) | 受給額(月額) |
|---|---|---|
| 国民年金のみ(フリーランス) | 約80万円 | 約6.6万円 |
| 国民年金 + 厚生年金(会社員) | 約150〜200万円 | 約12〜17万円 |
フリーランスの年金額は会社員の半分以下になるため、自分で老後資金を準備する必要があります。
所得が低い場合、国民年金保険料の免除や猶予制度を利用できます。
| 免除区分 | 対象所得の目安 | 納付額(月額) |
|---|---|---|
| 全額免除 | 年間所得57万円以下 | 0円 |
| 3/4免除 | 年間所得93万円以下 | 約4,200円 |
| 半額免除 | 年間所得142万円以下 | 約8,500円 |
| 1/4免除 | 年間所得230万円以下 | 約12,700円 |
※目安の所得は家族構成により変動します。
注意: 免除期間は年金の受給資格期間にはカウントされますが、将来の受給額は減額されます。
免除制度の詳細は市区町村の窓口または日本年金機構の公式サイトで確認してください。
フリーランスの年金額は国民年金のみで月約6.6万円と少ないため、自分で老後資金を準備する必要があります。
具体的な方法を4つ紹介します。
付加年金は、国民年金に月額400円を上乗せして納めることで、将来の年金額を増やせる制度です。
付加年金の仕組み:
例えば、40年間(480か月)付加年金を納めた場合:
2年で元が取れるため、非常にコスパの良い制度です。
手続き方法: 市区町村の窓口で国民年金と同時に加入できます。
注意: 付加年金と国民年金基金は併用できません。どちらか一方を選ぶ必要があります。
国民年金基金は、フリーランス向けの年金上乗せ制度です。 掛金を自分で設定でき、将来受け取る年金額も確定しています。
国民年金基金の特徴:
注意: 掛金は途中で減額できますが、解約して払い戻しを受けることはできません。
詳細は国民年金基金の公式サイトで確認してください。
iDeCoは、自分で掛金を拠出し、運用して老後資金を準備する制度です。
iDeCoの特徴:
メリット:
デメリット:
iDeCoの詳細は「iDeCoとは」で仕組みとメリット・デメリットを解説しています。
小規模企業共済は、フリーランス・個人事業主向けの退職金制度です。
小規模企業共済の特徴:
メリット:
注意: 加入後20年未満で解約すると元本割れする場合があります。
詳細は中小機構の公式サイトで確認してください。
老後資金の準備方法は「フリーランスの老後資金計画」で、具体的なシミュレーションとともに解説しています。
手続きを忘れると、保険証が使えなくなり、病院での医療費が全額自己負担になります。
また、国民健康保険は手続きが遅れても、資格喪失日(退職日の翌日)にさかのぼって保険料が発生するため、早めに手続きするのが重要です。
配偶者が会社員の場合、年収130万円未満であれば配偶者の扶養に入ることができます。
扶養に入れば、国民健康保険料と国民年金保険料が免除されます。
詳細は配偶者の勤務先に確認してください。
退職後、会社の健康保険を最大2年間継続できる「任意継続」制度があります。
どちらが得かは、前年の所得と家族構成によって異なります。
判断の目安:
詳細は、退職前に会社の人事部門と市区町村の窓口で両方の保険料を試算してもらうのが確実です。
会社員の年金は「国民年金 + 厚生年金」の2階建てになるため、フリーランス(国民年金のみ)の約2倍の受給額になります。
| 年金制度 | 受給額(年間) | 受給額(月額) |
|---|---|---|
| 国民年金のみ(フリーランス) | 約80万円 | 約6.6万円 |
| 国民年金 + 厚生年金(会社員) | 約150〜200万円 | 約12〜17万円 |
この差を埋めるために、iDeCoや付加年金などで自分で老後資金を準備する必要があります。
国民年金を払わないと、次のデメリットがあります。
所得が低くて払えない場合は、免除・猶予制度を利用するのが重要です。
付加年金がおすすめの人:
国民年金基金がおすすめの人:
個人的には、付加年金(月400円)+ iDeCoの組み合わせが、コスパと柔軟性のバランスが良いと考えています。
保険料も経費管理・登録は3分